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北海道医療ニュース 2020年(令和2年)10月9日付

北海道医療新聞社 10/09(金)配信

PCR唾液に切替感度90%で鼻咽頭と同等


 北大病院(秋田弘俊院長・944床)は記者会見を開き、新型コロナウイルスのPCR検査について、検査・輸血部長の豊嶋崇徳血液内科学教室教授と横田勲医学統計学教室准教授らによる世界最大規模の比較試験で、唾液と鼻咽頭拭い液のウイルス量は同等であり、どちらの検体も感度は約90%、特異度は99.9%以上であることを証明したと発表した。豊嶋教授は、唾液自己採取を無症状者のスクリーニング検査の標準法とするよう推奨するとともに、より迅速な診断が可能なLAMP法や抗原定量検査への活用にも期待を示した。

医師派遣必要な医療機関B水準に追加提案


 厚生労働省は「医師の働き方改革の推進に関する検討会」を開催し、2024年度から開始する医師の時間外労働上限規制に向けて、地域医療確保の暫定特例水準(B水準)の機能に、「医師の派遣を通じて、地域の医療提供体制を確保するために必要な役割を担う医療機関」を追加することを提案した。
 病院常勤勤務医の6割が主たる勤務先以外で勤務、大学病院勤務医の9割以上が複数の医療機関で勤務しており、副業・兼務先での労働時間を通算すると、時間外・休日労働時間が年960時間を超過する医師が、病院全体で10・2%、大学病院で23・3%みられた。

アルツハイマー病複数方法論で研究を伊藤財団贈呈式で下濱氏講演


 伊藤医薬学術交流財団(眞鍋雅昭理事長)の2020年度助成金等贈呈式が札幌市で開かれ、伊藤太郎学術賞(賞金100万円)を受賞した下濱俊札医大神経内科学講座教授と、伊藤太郎特別賞(同)の豊嶋崇徳北大血液内科学教室教授に、眞鍋理事長から賞状が手渡された。下濱教授は記念講演でアルツハイマー病の病態・治療法研究について、札医大の骨髄間葉系幹細胞に期待をかけつつ、生活習慣要因など他の幾つもの方法論でさらに研究を進めていく必要があると訴えた。
 下濱教授は「アルツハイマー病の論点〜基礎と臨床の観点から」と題した講演で、日本の9月20日現在の高齢化率は28・7%、70歳以上は21・5%と紹介。高齢化に伴って認知症患者は激増しており、12年に460万人といわれた患者数は、25年に700万人を超えると予測され、「医学的にも社会的にも極めて大きな問題だ」と提起した。

札幌同交会関節拘縮にボール運動


 中央区の札幌同交会病院(淡川照仁理事長・166床)は、長期臥床によって関節拘縮となった高齢患者に対し、ボールを用いた振動運動(ボール運動)を行うことで、関節の屈曲や進展角度の拡大につなげている。
 長期間の慢性疾患治療や介護を必要とする高齢患者が増える中、廃用症候群によって関節の拘縮が進んでしまうケースは珍しくない。
 これまでは、理学療法士によるマッサージ等で拘縮の改善を図ってきたが、おむつ交換などの際に、患者が苦痛の表情をみせることもあり、さらなる負担軽減に取り組むことにした。

にれの杜C企業に透析の実態周知で仕事と治療の両立支援へ


 白石区・にれの杜クリニック(玉置透理事長、伊藤洋輔院長・19床)は、透析患者の仕事と治療の両立に向けた支援に注力。透析医療の実態を企業に周知し、患者が望む働き方と収入を実現することで、安心して治療を続けられる環境づくりを進めている。
 同クリニックは、2015年の開院当初から、昼間や夜間透析のほか、本道で数少ないオーバーナイト透析も実施している。地域連携医療相談課が就労相談を受ける中、「体調不良で働き続けられない」「勤務先から退職を勧告された」というケースが目立ち、収入が得られずに生活保護を受けるなど、安心して治療を継続できない患者もいたため、仕事と治療の両立を支援することとした。

道内一般病床の利用率微減─19年病院報告、精神の在院延伸


 厚生労働省がまとめた2019年病院報告概況で、道内一般病床の年間平均在院日数は前年から0.2日短縮の17.1日、病床利用率は0.2ポイント低下の74.9%となった。平均在院日数の短縮傾向が続く一方、2年連続で上昇していた病床利用率は低下に転じた。精神は在院日数が延び、療養は利用率が低下した。
 全国の一般病床の平均在院は16.0日(前年比0.1日短縮)、利用率は76.5%(0.3ポイント増)。
 精神病床は、本道が在院259.8日(0.9日延伸)、利用率は86.4%(増減なし)、全国平均は265.8日(増減なし)、85.9%(0.2ポイント減)だった。
 療養病床は同様に本道188.8日(3.9日短縮)、85.6%(0.1ポイント低下)、全国135.9日(5.6日短縮)、87.3%(0.4ポイント低下)。

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2020年10月23日(金)

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2016年09月02日(金)

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